薬局リレーブログ ステージ調剤薬局 街の調剤薬局としてSDGsを考える編

こんにちは、ステージ調剤薬局です。
 

阪急電車の広告をはじめ、数年前から見かけるようになったSDGs(エスディージーズ)という言葉
があります。街の調剤薬局にも当てはまる事はあるでしょうか?今回はそんな話題を紹介します。


SDGsの一例として、大量消費からの脱却、持続可能な社会の実現に向けて、ロスをなくしましょ
うという動きがあります。

また、関連する言葉に、エシカル(ethical)という言葉があります。環境だけではなく、人や社会、
地域という自分たちを取り巻くすべてのものに対して、多くの人が考える良識に従って考えよう、
行動しようという概念で、そのような考え方に見合ったお買い物やファッションをエシカル消費、
エシカルファッションと呼んだり、環境に配慮した原材料をつかったスイーツはエシカルスイーツ
として注目され、今までになかった新たな価値を見出す動きがあらゆる分野で進んできているよう
に感じます。



 

さて、わたしたちのような調剤薬局や医療機関にとって、SDGsやエシカルという言葉はどのように
関連があるでしょうか?


どちらかというと、この一年半、感染対策や安心安全のための、ビニルカーテンの設置や消毒など、
モノや設備を追加することのほうが多かったと感じる人もいらっしゃるでしょう。

あらためてSDGsの視点でスタッフ同士、日々の業務を振り返ると当てはまる事が意外と出てきたの
で、紹介してみます。

 

・服薬指導では、患者さんの生活や背景をお伺いしたうえで、錠剤や散剤、一包化や服薬の工夫な
  ど、その方にとって最適な方法を提案する。
 自宅に余っている薬はないか?不要な薬は出ていないか?といった確認も行う。

 

・在庫の期限チェック、在庫調整で薬の廃棄を減らす。
 

・ママ薬剤師が働きやすい職場づくり。スタッフ間でのシフト調整など、ワークライフバランスを
 皆で協力して考える。

 

・プラスチック袋の有料化とマイバック持参のご協力依頼(患者さんが希望された場合、薬袋の再
 利用などの対応)

 
・コピー用紙の節約(裏紙の再利用など。資源の節約)

 

これらが、SDGSの17個の目標のうち、以下に該当しそうです。
 

3 すべての人に健康と福祉を

4 質の高い教育をみんなに

5 ジェンダー平等を実現しよう

8 働きがいも、経済成長も

12 つくる責任、つかう責任

15 陸の豊かさも守ろう

 

他にも、あるかもしれません。

ひとつひとつの仕事に、こういった意義があるという事をあらためて認識する良い機会になりました。

人の健康を守る医療従事者として、目の前のことだけにとらわれず、引き続き患者さんの暮らしや社会
全体のためになる事を常に考えて、行動していければと感じました。


次回はグランエール調剤薬局です。